肝試しの怖い話:大学生の頃、”小峰峠”のトンネルへ肝試しに行った。そこで、おかしな男を見て…

”小峰峠”のトンネルへ肝試しに行った




大学三年の時、東京の西方にある小峰峠のトンネルに肝試しに行くことになった。
そこで、おかしな男を見て…。



13/12/18
大学三年の時の話です。

東京の西方にある小峰峠(こみねとうげ)のトンネルに肝試しに行く事になった。自分が助手席に座り、仲の良い男ばかり5人であれやこれや話しながら向かっていた。

小峰峠付近に着いたのはいいが、目的の旧小峰トンネルに向かう旧道が分からなかったため、ひとまず現役の新小峰トンネルに入った。

トンネルを抜けて後続車もなかったので、徐行しながら旧道を探していると、左側にどうやらそれらしき道があったので進む事に。

しかし少し進むと車止めがあり、車での進入はできないとその時始めて知った。

ここに車を置いとくわけにはなぁ…とドライバーと話していると、車のライトにフッと何かが映った。男の人だった。

おそらく向こうから歩いてきたのだろうが、時刻は夜中の2時を過ぎており、周りにコンビニのようなものもない。しかも季節は初冬、その人の着衣が半そでだったので今でも凄く印象に残っている。

車内が、おかしな奴だなぁみたいな雰囲気になってると、その男の人はきびすを返し向こうへ歩いて行き、やがてライトに映らなくなった。

やべぇあれ幽霊じゃない?とかいう声が後ろから聞こえてきて、車内がにわかに盛り上がり始めた。

しかしここに車を置いていくわけにもいかず、一旦バックで旧道から出て、元きた新トンネルを戻り、来る時に見た木工所?付近の広い道に路上駐車をして徒歩で旧道を目指す事になった。

しばらく歩くと左手に先ほど変な男を見た旧道の入口と逆の入口をみつけたので、いよいよそこから旧トンネルに歩いて行った。

車止めをすり抜けて、当たり前だが街灯などないので懐中電灯をつけながら進んで行った。旧道というだけあって、道は所々劣化し、道端には草が生え放題、落ち葉で道を埋めつくしていた。

最初はバラバラにやかましく歩いていた自分達も道端が狭くなるにつれ、まとまって歩くようになった。ぐにゃぐにゃと曲がる峠道、周りの木々も背が高いため、空も狭く月明かりが届かない。

懐中電灯に照らされる白いガードレールやポールを頼りに歩いていくと、白い電灯に照らされた旧トンネルが見えてきた。

心霊スポットのトンネルというとオレンジ色のナトリウム灯(旧吹上トンネルみたいな奴)を想像していたが、ここのは白かった。

とりあえず向こう側へ行ってみようという事になり、トンネルに入ったが当たり前の様に何も起こらず向こう側へ到着した。

こちら側には右手に廃屋の様なものがあるだけで、このまま進めば最初に車で乗り付けた旧道と繋がるんだろうなぁと思った。

すると、そういやさっきの男と会わなかったね?と誰かが言った。みんなすっかり忘れていたようで、まぁいっか戻ろうという事になり来た道を戻って行った。

冷んやりした空気の中、中程まで戻っていくと、カン。カン。と金属を叩く様な音が小さく聞こえていた。なんだろーね?と話しながらも内心自分は結構怖かった。自分が先頭だったので。

どんどん道を下っても不規則にその音は続いていた。心なしか少し大きくなったかな?とも思っていた。

本当に突然だった。カリカリカリ、カンカンカンカンと音が大きくなり、右耳を刺激したので多分みんな右手を見たのだろう。右手のガードレール付近でゴドン!!と大きな音が響き、おそらく5.6秒固まってた。

すると、ぅっ!と誰かが悲鳴にならない悲鳴をあげ、自分を追い越し一目散に逃げ出した。自分は本当に怖くなり上手く走れなかったが、本当に本当に怖かったのでそいつを追いかけた。みんな無言だった気がする。

テニスサークルの仲間だったので体力には自信があったが、車に着いた頃にはゼヒゼヒ言ってた。ドライバーが最初に逃げ出した奴に、何だよ?!と怒りながら聞くとそいつが答えた。

・金属音はガードレールを木の枝か何かで叩く音

・1番大きな音がした所の道とガードレールのすき間から人の指の様なものが見えたから逃げ出した

みたいな内容だった。

本当に怖かったので、後日昼間にもう一回行ってる。


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