車にまつわる怖い話:中古車についていた手形

中古車についていた手形は…




ワインレッドのレビンを中古で買った時の話。

ある時、車の窓に手形が付いていた。気にせずに洗車をしたんだけど…。



04/04/09
俺が買った2台目の車の話です。

ワインレッドのレビンを中古で買ったんだよ。

年式の割にはぜんぜん走ってない車で、聞くところによると前のオーナーさんは女の人で、旦那さんも車を持っていたので買い物に行くときぐらいしか使ってなかったんだと。

某メーカーの下取り車をディーラーさんにそのまま流してもらったんで、事故暦なしでとにかく値段が安かった。

特別調子の悪いところもなく気持ちよく走り回っていたんだが、なぜか最初から助手席側のドアの開きが悪く、あけるときにちょっと引っかかる感じだった。まあ運転席側にしか乗らない俺はあまり気にしてなかったんだよ。

買って3ヶ月くらいたったころからそれは起こり始めた。

買ってすぐの頃は頻繁に洗車していたのだが、3ヶ月たった頃にはちょうど忙しかった事もあり、汚れたまま乗っていた。

ホコリっぽい、風の強かった日の夕方、ふと助手席の窓を見ると手形がくっきりと付いている。

車もだいぶ汚れていたので、誰かに触られた後がそのまま付いていたんだなと思い、その日のうちに洗車した。

それから2週間ぐらいたった頃、助手席の窓を見るとまた同じ所に手形が付いている。風の強い日もあったのでそのせいだろうと、あまり深く考えずに窓を拭いておいた。

ところがそれから、いくら洗車してもガラコを塗っても、少したつと必ず同じ手形が浮き出てきてしまう。

さすがにおかしいと思い、車を売ってくれたディーラーを問い詰めると次のような話だった。

前のオーナーだった主婦は別の男と浮気をしていた。

それに気付いたご主人が会社を早退して帰宅し、浮気から帰ってきた妻を問い詰めると妻は浮気を認めたうえ、「出て行く」と言って簡単に荷物をまとめて車に乗って出て行こうとした。

助手席のドアを開けて荷物を置こうとした時、夫が後ろから包丁でめったざしにして殺してしまったらしい。

主婦は息絶える時、傷口を押さえて血まみれになった手で助手席の窓を押さえたらしく、血の手形が残っていた。

その車をディーラーが手に入れ、跡が残らないようにきれいに洗車した後、俺に売りつけたそうだ。どうりで安く買えたわけだ。

俺はソッコーその車を処分したよ。


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