幼虫の時に17年間土の中にいるものも!!驚くべきセミの秘密13選

驚くべきセミの秘密とは?




今年は、いつにも増して暑い夏でしたね。

セミの大合唱もけたたましく、セミの鳴き声で夏を感じるという人もいれば、鬱陶しくて仕方がない人もいることでしょう。

そんなセミですが、夏のほんのわずかな期間しか生きられないことが有名です。

しかし、他にもセミの知られざる”秘密”がたくさんあります!今日は、その多くをご紹介します!



セミの幼虫は土の中で過ごし、成虫は飼育が難しいこともあって、実はセミの生態についてはまだハッキリとわかっていないことも多いのだそうです。専門家から見ても謎だらけなのですから、詳しい知識をお持ちの方はほとんどいないのではないでしょうか。

そこで今回はセミにまつわる雑学、トリビア、豆知識、噂など、知られざる秘密をまとめてみました。詳しく知らないけど身近な存在の昆虫・セミ。この記事を読めば皆さんのセミの印象も大きく変わるかもしれません。

1. セミは1週間で死ぬとは限らない
セミの成虫の寿命は1週間くらいと認識している人が多いですが、実は天敵に襲われたりしなければ余裕で1週間以上生きられます。寿命が1週間というのは飼育した場合にすぐ死んでしまうから生まれた説であり、実際には1ヶ月程度は生きられるのです。また、幼虫の期間は種類によって異なりますが、少なくとも3年はありますし、昆虫の中でもむしろ長生きする部類なのです。

2. 幼虫として17年間も土の中で過ごすセミがいる
主に北アメリカに生息しているジュウシチネンゼミという種類は、その名の通り土の中で幼虫として17年も過ごします。そして17年に一度大量発生し、街中がセミで一杯になるのです。2004年にニューヨークで大量発生したときは60億匹は発生したと言われていて、大量発生中はセミを捕食する動物や虫でも食べ切れないほどの数になるのだとか。

3. メスのセミは鳴かない
すべてのセミが大きな音で鳴いているわけではありません。メスのセミには発音器がなく、鳴くことができないのです。またオスのセミが鳴くのは、メスのセミを呼び寄せるためなのです。

4. 成虫になって数日間は大きい音を出せない
オスのセミは成虫になってもすぐに鳴けるわけではありません。数日間は小さい音しか出すことができないのです。

5. アリとキリギリスの童話はもともとアリとセミだった
有名なイソップ童話「アリとキリギリス」ですが、ヨーロッパでセミは馴染みのない虫だったため、ギリシアから伝わって翻訳される段階で改変されたのです。日本ではキリギリスよりもセミのほうがおなじみですが、改変されたあとに伝わってきたため、アリとキリギリスとして親しまれています。

6. 日本のドラマや映画の欧米版ではセミの音が消される
日本のドラマや映画において夏のシーンではセミの音声が良く使われていますよね。日本人ならその音を聞くだけで夏という連想ができるからです。ところがヨーロッパなどではセミ自体を知らない人がほとんどで、セミの風情ある鳴き声もただのノイズにしか聞こえません。そのため、日本のドラマや映画の欧米版ではセミの鳴き声を消していることが多いのです。

7. セミの鳴き声は携帯電話で聞こえない
セミの鳴き声は携帯電話を通じるとまったく聞こえなくなります。これは携帯電話では300~3500Hzの周波数の音声を通しているから。セミの鳴き声の周波数は4000Hz以上であるため、電話口でセミが鳴いていても相手にはまったく聞こえなくなるのです。

8. セミのオシッコはただの水
セミを捕まえようとして逃げられると、飛び立つ瞬間にオシッコを飛ばしてくることがありますよね。この時に水を飛ばす理由には諸説あり、体を軽くするためであるとか、膀胱が弱いからなどと考えられていますが、本当の理由については明らかになっていません。しかし、セミは樹液を吸って生活をしているため、排出される水分は普通の水と同じような成分であり、有害物質はほとんど含まれていません。

9. セミの抜け殻は漢方薬になっている
セミの抜け殻は中国で古くから生薬として伝われていて、かゆみを止めたり解熱作用があると言われています。現在日本でも使われている漢方薬「消風散」にもセミの抜け殻(蝉退)が使われていて、保険適用処方でも服用可。皆さんも気づかないうちにセミの抜け殻を薬として飲んでいたかもしれません。

10. 揚げたり焼いたりして食べるとウマい
セミは成虫も幼虫も食用にできます。特に唐揚げにすると甘エビの唐揚げのような感覚で食べられ、意外とジューシーで食べ応えもあり、ハマる人はとことんハマッてしまうそうです。特に美味しいのはオスのセミで、腹部は空洞になっているのですが筋肉が発達していて、かなりいい風味なのだとか。

また、幼虫はナッツのような味だと言われていて、こちらもマニアには人気。日本では特に沖縄でセミ食の文化が定着していて、ダチョウ倶楽部の肥後克広さんは幼少期によくセミを焼いて食べていたそうです。

11. セミの缶詰も存在した
かつて長野県で大量に発生するアブラゼミを有効利用するため、生きたままのセミを塩唐揚げにした缶詰を販売しようと試みたことがあります。しかし採算が合わないという理由で商品化は断念。品質には問題なかったそうなので、きっと味は美味しかったのでしょう。

12. 死んだセミの簡単な見分け方
セミが道端で死んでいると思い、近づいたらいきなり暴れだして驚いた経験は誰もがお持ちでしょう。いわゆる「セミ爆弾」と言われるこのトラップですが、実は見分け方があります。ひっくり返っているセミの脚が閉じている場合は死んでいる確率が高いので安全で、脚が開いている場合は生きている確率が高く、近寄ると急に暴れることがあるので要注意です。

13. オスの約4割は交尾できずに死んでいく
地球上に生息するセミはオスとメスの比率がほぼ1:1だとされていますが、メスは一生で一度しか交尾をすることができません。一方オスは何度でも交尾できるため、複数のメスと交尾を繰り返すオスがいると、その分交尾をできずに一生を終えるオスも生まれてしまいます。その確率を算出すると約37%にものぼるとのこと。お盛んなオスが存在するせいで、オスのセミの約4割は交尾をできずに死んでいくという悲しい生き物なのです。

セミは一生のほとんどを暗い土の中で過ごし、やっと成虫になったかと思えば天敵に捕食されやすく、生き延びたとしても交尾をできずに一生を終えることも多いという悲しく儚い生き物なのです。生まれ変わったら別の生き物になれよな!


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