神奈川・「返して!」悲痛叫び ”車いす”盗まれた女性が涙…病院で診察中に持ち去った男性の姿目撃される

神奈川・横浜市の62歳の女性が、「自分の体の一部」と話す車いすを盗まれ、そのつらい胸の内を明かした。
車いすに乗る女性は、宍戸 かつ子さん(62)。
宍戸さんは、20年前から車いすの生活を送っている。
その宍戸さんが24日、自身のSNSに投稿したある書き込みが、今、ネット上で拡散され、注目を集めている。
宍戸さんは24日、フェイスブックに「車いすとは! わたしの人生を豊かにしてくれる物。わたしの体なんです!! 返してください」と書き込んだ。
宍戸さんが大切にしていた、車いすが盗まれた。
宍戸さんは、いつものように車いすを止めていた。
その後、その車いすに乗って立ち去る、男の姿が目撃されていた。
車いすが盗まれたのは、横浜市港北区にある病院の敷地内。
24日正午前のことだった。
宍戸さんは「(どういう形で置いていた?)こんな形です、このまま。貴重品だけ持って行ったんです」と話した。
小児麻痺が原因で、生活のほとんどを車いすに頼っている宍戸さん。
この時は、歩いて病院に入り、診察を終えて戻ると、車いすがなくなっていたという。
宍戸さんは「『男性が車いすを持って行ったよ』と」と話した。
目撃したのは、宍戸さんと同じ病院に通う女性。
その女性によると、男は50代くらいで、つえをついて車いすに近づくと、車いすに座り、車輪をこぎ出したという。
何も知らない女性が「きれいな車いすですね」と声をかけると、男は「うーん」と答え、その場から去ったという。
4年前に、およそ55万円をかけてオーダーメードした、宍戸さんの車いす。
盗まれて以降、代わりの車いすを使っているが、体になじまず不便だという。
宍戸さんは「(盗まれた)車いすって…、自分の体に本当に合わせているし、自分たちの脚で体だし、ファッションだと思っていて、ひたすら明るい色に、目立つ色にして選んだんですね。だから、ものすごく愛着があるわけですよね。それがないのがしんどいですね、正直」と話した。
宍戸さんは、警察に被害届を提出。
警察は、窃盗事件として捜査している。
宍戸さんは「罪に問いたいとかではないんです。本当に、ただひたすら返してほしいだけなんです。ここに置いてくださっても結構です。駅の目立つところに置いてくださっても結構なので、返してください」と話した。

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