フリチョフ・ナンセン：極北探検家から人類の難民の父へ――新垣修が描く知られざる英雄の軌跡

フリチョフ・ナンセン――極北の探検家から難民の父へ

極寒の地、北極圏を切り開いた冒険家で知られるフリチョフ・ナンセン。彼の名前は、極地探検の歴史を語る上で欠かせない存在です。しかしそれだけではありません。

ナンセンは探検家としての偉業を成し遂げた後、国際社会における難民支援の先駆者としても大きな役割を果たしました。第一次世界大戦後、戦争や迫害で故郷を追われた何百万もの難民たちのために奔走し、“難民の父”として称えられています。

本書『フリチョフ・ナンセン極北探検家から「難民の父」へ』では、新垣修がナンセンの生涯を丹念に掘り下げ、彼の功績と人間性に迫ります。豊富な資料と感動的なエピソードを通じて、読者を時代の激動とナンセンの熱き志へと誘います。

今の時代も世界各地で難民問題は深刻さを増しています。ナンセンの人道的活動は現代にも通じる普遍的なメッセージを持っており、彼の生き方から学べることは多いはずです。

新たな視点で知るナンセンの人生。冒険と人道の二つの世界を貫いた偉大な人物の軌跡をぜひご覧ください。